2014-09-04 第9歩 9月の朔日餅は萩の餅




9月の朔日餅は萩の餅。

なかなか伊勢まで行けない・・・(T_T)
そんなおもちロード事務局内の嘆きが聞こえる昨今の忙しさ。

 

今回も購入は名古屋市中区栄界隈にある松坂屋。
比較対象のために前回と同じ時間に並びましたが、こころもち並ぶ人数が少なめな気がします。
ちょっと人気が低めのおもちということなのかなと勝手に感じましたが、実際のところは店員さんに聞いてみないと分かりませんね。

 

確かにお萩というと身近すぎて、わざわざ買ってみようと考えることも比較的少ないのかもしれません。
地方によったりもしますが、春にはぼたもち(牡丹餅から)、秋におはぎ(萩の花にみたてる)という呼び分けもあるのだとか。
調べてみると夏には夜船、冬には北窓などという呼び方もあるのですね。

 

 

【9月の朔日餅 萩の餅の内封パッケージ】

 

要するにオールシーズンなおもちなのですが、おはぎが一番しっくり来るような気がします。
ぼたもちというと、少し大きくどこか野暮ったくて生活感が感じられるような呼称になりますね。
棚からぼたもち・・なんてあまり使われなくなった言い回しもあります。

朔日餅で「おはぎ」の類義語で「萩の餅」としているのは、萩に季節感をもたせた上でそういった生活感から切り離そうという意図もあるのかも。

 

さて8月の朔日餅となる萩の餅。
糖蜜のようなねっとり感がある粒餡におもちが包まれています。
自家製のものしか食べる機会がありませんでしたが、知っているどのおはぎよりも上品な大きさとお味です。

 

 

【萩の餅の8個入小箱を開けたところ】


おはぎというと塩気を連想するのですが、殆ど塩は感じられません。
もう少し豆っぽい餡が私の『おはぎ』なのですが、これはこれでおいしい(^^)

 

 

【萩の餅を持ち上げたところ】

 

今月は伊勢千代紙の包装の美しさの方に目が行って、何に使おうかなと考えていたら味の精査がおろそかになってしまいました(反省)。
慣れておこうと思って来月のものを見ました。
1990年代の20代女子的にいうと「かわいい」全体像。

 

 

【萩の餅の外封】

 

来月は個人的にはお待ちかねの栗餅です。
にしても、日本のお菓子って包みからしてストーリーがありますよね・・。