2014-07-23 第7歩 鈴木翠松軒のくうや観助餅

二見浦の有名店を巡るシリーズの続編。
(多分)言わずと知れたくうや観助餅の鈴木翠松軒さんです。
頬張りたい欲求を抑えつつ、おもちロード事務所へ持ち帰り開封しました。
※ちゃんと撮影しないと(^_^;)
【くうや観助餅の三色を並べて撮影】
くうや餅は保存を効かせるために、密封されたパックに包まれています。
このパックに包まれているおかげで、くうや観助餅は4日間の賞味期限を得るに至っています。
以前はパックに詰める和菓子の否定派でした。
どの商品とはつまびらかには出来ませんが、他県にある有名店の栗きんとんを食べようと透明の包みを開けた時に化学物質由来の香りを感じた経験があります。
これ以来、パックに包まれた和菓子にはいい印象を持っていませんでした。
しかし、くうや観助餅をおかげ横丁で試食して、おいしいと買い求めたときから印象は変わりました。
帰宅して開けてみて一旦はガッカリしたのですが、食べてみたら試食のときと変わりなくおいしいのです。
企業努力によるものなのか、技術がその栗きんとんのときからはるかに進んでいるのか分かりませんが、何にしても好ましいことです。
【くうや観助餅の外パッケージ】
このパックのおかげ(と思いますが)でくうや観助餅は、4日ほどの消費期限を得て、通販でも購入することが可能になっています。
※ちなみに先に紹介した翠松麩(すいしょうふ)の消費期限は5日間
このへんの包装に関しての技術の変遷にはちょっと興味があるので、いつか個人的に知識のある人に伺ってみたいものです。
さて、ようやく最後の包みを開けまして試食の段。
食べ慣れた味とはいえ、ニッコリしてしまいます(・∀・)。
粒の形が残ったもち米の求肥の中にはさらりとしたこし餡。
口の中でつぶつぶがほどよい刺激を残しつつ、こし餡に誘われるように滑り落ちていきます。
小腹が空いているときにはとくにおいしいです。
今回購入したのは三色10個入りの970円のもの。
白を基調にして慶事には赤を組み合わせて紅白、仏事には緑色を組み合わせて緑白にしてお客様に出すというアイデアも冴えています。
【随分前ですが、おかげ横丁で撮影した鈴木翠松軒さんの出店】
残念なのは三重県の中部一帯しか取り扱いがないこと。
周囲に聞いてみたことがありますが、意外と知られていないことが発覚。
おもちロードメンバーでも食べたことがない人もいたくらい。
【鈴木翠松軒さんの店内を撮影 こちらは慶事のショーケース】
....もっと有名になっていいおもちだと思います。
通販もお勧めしたいところですが、一度自分の舌で確かめないことには買えないことですし。
くうや餅もおかげ横丁や二見浦へおでかけの際には一度味わって欲しいおもちの一つです。